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変わり兜×刀装具

Author:変わり兜×刀装具
平成25年11月2日(土)~12月8日(日)まで、
大阪歴史博物館で開催される特別展のご案内ブログです♪
事前に読んでおくとより一層展示が楽しめる情報をご提供します!

会期が短いので、ぜひお早めにお越し下さいね。

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三島展ご紹介

2会場巡回のこの展覧会も、とうとうあと2週間あまりとなりました。
三島展以後の巡回はありませんので、どうぞお見逃しなく!


そんな三島会場の様子が先週、「インターネットミュージアム」で紹介されました。
かなり詳細にご紹介いただいているので、見てしまうと楽しみが減るかも知れませんが、
内容の充実度をご確認いただくツールとして、どうぞご利用下さい。

ざっくりした会場の様子はこんな感じです。


misima.jpg


左手に見えているのは、三島会場のみの出品となっている、
阿波蜂須賀家の具足です。

大阪展もそうでしたが、三島展も、ご家族連れがとても多いそうです。
目的はかっこいい兜だとは思いますが、
展示作品全体を通じて、
「道具」はあっても「機械」は無かった時代の、
昔の人たちの手仕事のすばらしさを知ってもらえればと思います。



新幹線の三島駅からは、富士山が見えます。今の季節、雪化粧がとてもきれいです。
私はいつも駅からは歩いて行くのですが、
その道中は、昔懐かしい対面販売の商店や、最近出来たおしゃれなレストランなど、
新旧がほどよく入り交じっています。
途中には、小松宮彰仁親王が明治23年に別邸として造営された「楽寿園」があり、
少しだけ寄り道すればすぐに三島大社があります。

佐野美術館の館長さんに教えて頂いたのですが、
そこからさらに寄り道をすると、
お茶碗の「三島手」の語源になった「三島暦」ゆかりの展示館もあるそうです。

佐野美術館の敷地内には立派な庭園と、庭園を眺められる食事処もあります。
庭園の岩は富士山に近いからか気泡がいっぱいですし、
富士山の湧水で町全体がせせらぎに満ちています。
食事のおいしいお店も多いように思います。

残り期間はあとわずかとなりましたが、未だの方はぜひご来訪下さい。
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黒田家の兜のことなど

このお正月、NHKでは大河ドラマ関連の特集がたくさんありましたね。

その中には、大阪展開催中に撮影された画像もいくつかあって、
お気づきの方もいたのではと思います。
(会期中に放映してくれればありがたかったのですがね・・・)



ずいぶん以前にもお伝えしましたように、
今回の特別展では、

黒田官兵衛のお椀を伏せたような形の兜、と
黒田長政の大水牛の兜、
二代忠之の一ノ谷の兜

というラインナップでご紹介しています☆

この展覧会では、あくまで、
展覧会のテーマである「造形としての」変わり兜を考える上で、
重要な時代の重要な作品ということでのご紹介です。

と、わざわざお断りするのには理由があります。

実は、長政の大水牛兜としては、
前立てのついている兜の方が有名なのですが、
今回は造形としての変わり兜に着目するということで、
より造形として緊張感がある水牛脇立を伴う、
前立てなしの兜の方をお借りしているのです。

また、官兵衛の兜も、朱塗りの兜の方が知られていますが、
より当初性に近いモノをと思い、南部家伝来の兜をお借りしました。


ただ、それとは別の観点、歴史的な見方をするならば、
当然、黒田家にとって重視されてきた作品群という括りもありますよね。
ということで、大河ドラマを記念した特別展では、
前立てアリの水牛兜と、朱塗りの官兵衛兜が展示される様子です。


なので、本展をごらんの上、大河ドラマ展をごらんになれば、
それぞれの兜の比較ができて、またとない機会になると思います!
(私も姫路に行こうと思っています)


三島展もすでに多数の来場者がお越しになっている様子です。
大阪展の例からいえば、土日や会期の終盤は混雑が予想されますので、
是非お早めにご来場くださいね☆



東西について、雑感など

ここ数日、関西ローカルのテレビは「たかじん追悼」特集一色でした。

私自身は、ちょっと怖そうな印象があって
彼の番組をそれほど見ていたわけではなかったのですが、
改めて聞くと、歌、ものすごく上手いですね・・・。

で、
なにより興味を持ったのは「東京へ出るか、大阪(関西)から発信するか」という話題です。
このテーマは昨今の私の関心に沿うものでありまして、
今回の展覧会を、大阪から東に向けて巡回させた狙いにも近いものがあります。

東京をどうこう言いいたいわけではありません。
ただ、特定の地域で総てが集約され、ものごとの流れが決定づけられる、
ということが度を超えていきすぎると、
価値観が凝り固まってしまいそうな気がします。
杞憂かも知れませんが。

なので異なる地域が持つ、異なる価値観とぶつかりあって活性化することが重要かと思うのです。
巡回展の世界も、東京発信のものが大多数ですから、
今回、大阪発で東に巡回させることができたことが、ちょっとうれしかったりします。



変わり兜の話で言いますと、

以前ご紹介した神奈川県博の展覧会(「変わり兜 戦国の奇想天外」平成14年)において、
変わり兜は西国発ではないかという、非常に興味深い見解が示されています。
私もこの説には賛成です。

細かい話は同上図録の論考にお書きでいらっしゃいますのでここではふれませんが、
それを読まずとも
関西の方ならただ直感的に、「変わり兜」のテイストは西日本の好みだ、
と感性で受け止められるのではないかと思います。



昨夏、地下鉄に乗っていたときのこと。
目の前の女性のTシャツの両肩に、
径3センチはあろうかという大ぶりな鱗状のスパンコールが
青海波のように組合わせられて付けられていました。
それを見てつい、

「魚鱗具足」

を思い出してしまいました(失礼)。

甲冑のこと考えすぎて妄想が見えてきたな、自分。
と思うと同時に、
こういう服、東京の人は着ないんだろうな、と思った出来事でした。


静岡・三島展開催中です

本展覧会唯一の巡回先、静岡県三島市・佐野美術館での展示が始まっています。
私たちも新年早々、陳列のお手伝いに行って参りました。

事故など無く無事に展覧会が終了するよう、三島大社にお参りも済ませました。

TS3V0084.jpg



大阪とは会場の広さが違うこともあり、大阪のみで終了した作品もありますが、
その一方で三島会場のみの展示物もあります。

そのひとつ、
彦根城博物館からご出品の「鶴足皮包鞘大小拵」。

これ、
漢字の並び通りでして、「鶴の足の皮で包んだ鞘」なわけです。

実際の作品を見ますと、


う~ん。
確かに、あの細い足の皮を剥いで、伸ばして、鞘に巻いたらこんな風になるのだろうな。
それで、このあたり(←中程よりややコジリ寄り)は膝小僧ではないかしら。



と思ったりします(※生物のことは分かりませんので勝手に思っているだけです)。

そのあたり、ぜひ会場でごらん下さい。


で、この作品が徹底しているのは
栗形と縁は松葉を彫り、小柄笄縁頭といった金具、鐔は鶴意匠と、
松に鶴の吉祥意匠で統一されているところです。
当時としては最高に贅沢なお品であったと思われます。


お正月らしく、めでたさ度合いで勝負するならば、



兜の横綱が「鉄錆地松竹梅兜」



刀装の横綱が「鶴足皮包鞘大小拵」

といったところでしょうか。


会期は2月11日まで。今度は木曜休館です。





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