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変わり兜×刀装具

Author:変わり兜×刀装具
平成25年11月2日(土)~12月8日(日)まで、
大阪歴史博物館で開催される特別展のご案内ブログです♪
事前に読んでおくとより一層展示が楽しめる情報をご提供します!

会期が短いので、ぜひお早めにお越し下さいね。

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訃報/山本兼一さん

三島展の撤収の途中で、訃報が入ってきました。

直木賞作家・山本兼一さん。


戦国時代を得意領域とし、職人を生き生きと描く作家さんです。

たまたま私が、
先生がブレイクされる前からの知り合いであったことから、
直木賞受賞後にかなり厚かましくお願いをし、
大阪歴史博物館でご講演とサイン会を開催させていただきました。


今思っても、直木賞作家の方に対して
失礼としか言えないような謝金しか準備できなかったうえ、
人数制限もせずサイン会に突入したので、
山のようなサインをさせてしまうことになったにも関わらず、
嫌な顔1つせず参加者のお一人お一人に
温かい笑顔でサインをお書きいただきました。
大先生になってもちっとも偉ぶらないお人柄でした。

こんなこともありました。
京都へ狩野永徳展を見に行ったときのこと。
会場で山本さんをお見かけしました。
あまりに熱心にごらんになっているので、
その日は声をかけず、後でお会いしたときにそのことをお伝えすると、
「時の権力者に仕えた絵師ですから。見ないわけにはいきません」と。
永徳作品を前に、いろんな構想を思い描いておられたのでしょう。
立場は違いますが、作品から歴史をひもとこうとする真摯な姿勢には
とても共感させられましたし、
彼が解釈する永徳論も読んでみたいと強く思いました。

あるときには、息子さんが武具に興味を持っているようで・・・とお話になり
「いやあ、私に似たのかなあ。」
と、本当にうれしそうに目を細めてお話になっていたこともありました。

数年前、次は変わり兜の展覧会を企画しています、
と言うと、
「是非行きます!楽しみです!」

なので、大阪展にもきっとお見えになると思っていたのですが、
特に音沙汰もないので、
黙ってご来館いただいたのかな、などと思っていたのですが・・・


そんな山本さんは、
幕末の刀工「清麿」の小説をお書きになったご縁で、
佐野美術館主催で現在巡回中の「清麿」展の実行委員長も引き受けておられました。
常に、職人の仕事に理解と敬意をお持ちであったゆえのことでしょう。


そんな
大阪歴博とも、佐野美術館ともご縁のあった山本さんの訃報に接し、
居合わせました両館の学芸員で、おくやみの献杯をいたしました。

まだまだ書きたいことがあったでしょうに。残念です。





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